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偽文士日碌

九月二十四日(水):65-66

で、さいわいなことにあとの予定はないということだ。先に「はてな
の自由研究」をやっておくということになったらしい。
 車は生田川に出て、やっと阪神高速に入る。中之島に出て朝日テレ
ビに入ったのが三時半。ノーメイクですぐスタジオに飛び込む。収録
が終ったのはいつもより一時間遅れだった。中野さんにお詫び。この
中野女史のお住いは東京のわが家のご近所で、新しい本が出たのでわ
が家に持参するということだったのだが、来られた時はあいにく留守
をしていた。今回戴いたその新しい本は「危険な世界史」、今回のテ
ーマもまたちょっとアブない世界史だった。中野さんには、お近くへ
来られた時はいつでもお立ち寄りくださいと言っておく。
 二回目はやはり二度目の登場になる合田道人氏で、テーマはやはり
童謡。収録終了はいつもより三十分遅れの七時半だった。この番組で
は、出演者の誕生日には収録後にでかいバースデーケーキのプレゼン
トがあり、皆で祝ってくれるのだが、おれはこれを一昨年から拒否し
ている。七十歳を過ぎて誕生日を祝ってもらってもあまり嬉しくない
し、甘いものが嫌いなのでケーキが勿体ないからである。
 例によってガレージの出口に屯している徳井君の追っかけの女の子
たちに「先生ステキー」「カッコいー」などと囃し立てられてながら
見送られる。わが家に帰着は八時半。
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