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偽文士日碌

一月二十八日(水):133-134

 ビーバップの収録があった後、新年宴会。今までは忘年会をたむけ
んの焼肉屋で行っていたのだが、今回はハイヒール・モモコさんのご
主人がやっているちゃんこ鍋の店で行う。みんな忙しくなり、忘年会
に揃わなかったらしい。
 ジャパン・オールスターズの新年宴会も鳥鍋だった。なんでテレビ
局の新年宴会は鍋物が多いのだろう。猫舌のおれはどうも苦手なので
ある。あの時は外人記者の中に座を占めたのだが、彼らの会話が次第
に英語ばかりになってきたので、早早に退散した。
 今回は小杉の向かい、モモコさんと江川の間に座を占めたものの、
やはり早早に帰らねばならない。帰ろうとすると例によって「何か一
言」を求められ、次のように喋る。
「この番組に出はじめてから、あらゆる意味で頭がよくなった。しか
しこの歳になってから頭がよくなっても仕方がないのであり」
 ここまで喋ると急に全員があれやこれやと言い出して、次が喋れな
くなった。「謹聴、謹聴」という声で静かになったので、また喋る。
「なんで早く帰るかというと、実は明後日、大腸の手術なので、節制
しなければならぬからである。ポリープの切除だから、たいしたこと
はないと思うが、万一の時は、あとのことをよろしく頼む」
 またしても大騒ぎとなる。
 帰宅は十時過ぎ。
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