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偽文士日碌

二月十七日(火):145-146

 苦味走った男前というので女性に人気の中川さんが、国際会議で酔
眼朦朧、醜態をさらしたというのでえらいバッシングを受け、ついに
辞任させられてしまった。この人を引きずりおろした連中は女性から
嫌われるに違いない。あの醜態を見て「可愛いー」などと言っていた
子もいるし、光子も「色気がある」と言っていた。まあ、人間誰しも
欠点はあるし、何もしていなくて憎たらしい政治家もいるのだから、
大目に見たらよかったと思うが。
 今日は東浩紀と、講談社の鍛治佑介がやってきた。太田克史も来る
筈だったが体調を崩したとのこと。三月十三日(金)にお台場の「T
OKYO CULTURE CULTURE」で行われるゼロアカ道
場の打合せである。これは東君が次世代の批評家を発見し、育成する
プロジェクトで、最初百名のエントリーが過去四回の選考を経て、残
ったのは八名。この人たちが、自分が出版したいと考えている著作の
内容を七分間でプレゼンテーションし、これを東、筒井、村上隆、太
田が選考するというものだ。勝ち抜いた一人は、本当に講談社BOX
から初版一万部でデヴューさせて貰える。
 候補者には厳しい口頭諮問も行われ、その様子はニコニコ動画でウ
ェブ中継される。参加方法は、何しろ百二十人しか入れないライヴハ
ウスだから、まだ考慮中とのこと。面白いイベントになりそうだから
楽しみだ。
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