ョイ出で登場するのも前回通り。第二部もほぼ前回通りで、わが全作
品のタイトルが現れるスクリーンを見ながらの山下氏の即興演奏。次
いでおれの朗読「関節話法」で、最後のお楽しみが山下氏とのデュオ
でおれの「発明後のパターン」六十年代篇と現代篇の朗読。
前回、「これを最後の舞台にする」と宣言していたのだが、野際館
長の熱望もあって再演となった。今度こそ、最後の舞台である。ほん
とは年内にやる筈だったのが、遅れに遅れて来年の公演となった。日
時は二月十九日(金)の午後七時、二十日(土)の午後五時、二十一
日(日)の午後五時である。入場料は未定だが、前回とあまり変らぬ
ようである。ほんとに最後の最後だから、多くの人に見てもらいたい
ので、だから多くの人を招待する。来た人は必ず作家や俳優の誰それ
をたくさん目撃する筈である。
今回はグッズを売ろうということになった。いろいろなアイディア
が出たから、全部実現すればロビーが屋台村の様相を呈することにな
るかもしれない。さらには前回やったようなサイン本の即売も、もち
ろんやる。昨年以来いろいろな国からわが著作が出版されているので
それらもすべて出品する。前回は新潮社に即売を委託したが、今回は
文藝春秋にお願いしようかと考えている。
演出・高平哲郎、美術・朝倉摂、ちらしやプログラムなどのデザイ
ン・山藤章二、これらも前回通りである。ちらしができるのは十一月
だ。みんなで盛り立ててくれるのがほんとに嬉しい。おれは幸せな役
者である。
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