偽文士日碌

「アホの壁」は発売十日で四刷七万部。
　長妻はアホである。不景気を助長する禁煙政策。庶民に金を使わせ
なければならない局面で、居酒屋、喫茶店、麻雀屋、ホテルなどのレ
ストランを禁煙にするとは、人気取りのためとは言え、なんというア
ホか。喫煙者二千六百万人の支持は完全に失ったな。だから言わんこ
っちゃない。民主党やはり駄目だった。景気対策すべて失敗。今年の
末あたりから、えらいことになるぞ。
　パソコンは無事なのだが、ワープロが壊れてしまった。蓋がぐらぐ
らで、画面が消えるのだ。フロッピーにはたくさんの内容を納めてい
るが、このシャープのＳＥＲＩＥというマシンは同じシャープの機種
にさえ互換性がないので困る。電話すると、さすがにシャープ、今で
もワープロの修理をしているらしいので、明日取りに来てもらうこと
にした。
　大上朝美来宅。連載「漂流」に掲載する写真の打合せ。リースマン
の「孤独な群衆」、川端康成の「片腕」、オールディスの「地球の長
い午後」の原稿を渡す。連載を読んでいると、おれがとんとん拍子に
作家になって行くように思えるらしく、「筒井康隆の連載、三月で終
るんですか」などと心配して電話してくる読者もいるらしい。あはは
はははは。まだまだ終りません。作家になってからも作家修行は続く
のです。