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偽文士日碌

四月二日(金):291-292

 またしてもいいところへつれて行ってもらった。
 朝十時、新さん夫婦がベンツで迎えに来てくれる。おれは助手席、
光子は喜美子さんと後部座席。
 二国を舞子まで走って北上、布施畑ICから山陽自動車道に入る。
シブレ山トンネルを抜けてつんばら湖を渡るとあとは山また山、山腹
には緑に混ってまるで吹き出物が爆発したように点点と山桜が咲いて
いてみごとである。
 赤穂ICを出て日生にやってくる。ここの「磯」という魚介料理の
店に入る。なるほど評判通りの旨い店だ。たこ、えび、さざえ、かに
などを自分で焼いて食うのだが、当然のことだがいずれも新鮮で、か
になどは甲羅が焼け過ぎて破裂していてもまだ脚を動かしているのに
は驚いた。生牡蛎が売り切れていて、蒸し焼きにしたものしかなかっ
たのは残念だが、牡蛎の苦手な光子までが食べ、あとは新さんが全部
食べてしまった。とにかく新鮮だから、たこもかにもまだ生焼けのま
まで食べても平気なのでむさぼり食う。
 近くに五味の市があり、ここで売っている野菜が滅法安いというの
で、光子喜美子の姉妹が買い求める。このあたり、備前焼の窯元がた
くさんあり、その店の並ぶ通りを車で行ったり来たりする。
 備前からまた山陽道に入り、岡山JCTから岡山自動車道に入って
北上、北房JCTから中国自動車道に入り、また東へ引き返す。目的
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