トップへ戻る

偽文士日碌

九月十六日(木):369-370

 午後二時、文藝春秋・丹羽君がNHKラジオの鈴木良治、アナウン
サーの野口博康を伴って来宅。「土曜あさいちばん」の「著者に聞き
たい本のツボ」というコーナーで「裏辞典」の紹介をするためのイン
タヴューである。ラジオに出るなんて久しぶりだ。土曜日の朝六時十
五分からのコーナーなので聞けないが、放送後NHKラジオのウェブ
でしばらくの間聴けるらしい。
 二人が帰ったあと、丹羽君はそのまま残り、今度は「週刊朝日」の
ライター朝山実とカメラマンがやってきて、やはり「裏辞典」のイン
タヴュー。一頁の記事の中に写真と書影が入るという。再来週あるい
はその次の週に掲載される。
 丹羽君は「裏辞典」の再版分を二冊持ってきてくれた。やれやれ、
やっと再版が出た。amazonでは長いこと品切れだったので、中
古品が三千円以上に値上りしていた。コレクター商品はなんと五千円
近くまで値上り。おれが署名落款した本であろうが、せこいやつもい
るもんだ。
 夜に入って、とんでもない依頼が飛び込んできた。まだ返事もして
いないし詳細も明かせないが、「裏辞典」ヒット記念の大イベントを
やってくれというのである。「裏辞典大賞コーナー」もあるという。
クイズ形式にするのなら、参加者は今から「裏辞典」を読んで丸暗記
しておかねばなるまいね。あははははは。
ページ番号: 369 370

「次のページへ」や、「前のページへ」をクリックすると、ページがめくれます。