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偽文士日碌

九月二十五日(土):373-374

 午後二時五十分、ジャーマネ柳井とマジックアワーの人が迎えに来
てくれ、ハイヤーでシネリーブル池袋へ。「筒井康隆映画祭」の会場
なのである。控室で「七瀬ふたたび」の小中和哉監督と、これは初対
面のヒロイン芦名星に逢う。
 上映中の「ジャス大名」が終り、トークショーとなる。まずおれひ
とりが出て挨拶。司会者からいろいろ訊かれる。適当に答える。小中
監督と芦名星が登場して、三人でトーク。適当に話す。壇上からはわ
が会議室のメンバーの顔も見えた。
 巨大なバースデー・ケーキが運び込まれ、蝋燭の吹き消しをやらさ
れる。七本でよかった。七十六本立っていたら目眩を起してぶっ倒れ
ていただろう。星ちゃんからは花束を貰う。星ちゃんは宝塚の男役な
らさぞ人気が出るだろうと思える凛凛しい雰囲気のお嬢さん。
 控室へ戻ると「週刊新潮」の小薮玲子がカメラマンをつれてやって
きて、星ちゃんとツーショットの写真を撮られる。胸にさげたペンダ
ントは白金ですかと訊ねられたので、光子から誕生祝いに貰ったディ
オールの二十万円の品であることを言うと小薮さんは眼を丸くし、値
段を書いてもいいですかと訊ねる。別段隠すことでもあるまい。この
写真は来週号のグラビアに載るそうだ。
 小椋悟から白ワインを貰い、花束と共にまたハイヤーで自宅まで送
ってもらう。帰着五時半。
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