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偽文士日碌

十一月二十三日(火・祝):405-406

 三時、丹羽君が迎えに来てくれて、お台場のカルチャーカルチャー
へ四時前に到着。ゼロアカ道場以来である。オールの山田君、平石・
尾川両君もすでに来ている。朗読に備えてのど飴を頼んだら、山田君
は近くに店がなく駅まで買いに行ってくれた。わが作品名を冠した飲
食物のメニューがあり、客に供するらしい。最高級有機質カレーなど
というのもある。われわれもウィークエンド・シャッフルというノン
アルコールのジュースを頼む。
 ちょっとしたリハーサルののち五時開場。店長の横山シンスケが、
先に席の確保をと声を枯らすが客はすぐに物販の前に黒山の如く立っ
て署名本が飛ぶように売れて行く。我われは楽屋でモニターを見なが
ら、あっ、ジュヴナイルのセットが売れただの、誰それが来ているな
どと騒ぐ。カメラマンの山元君、朝日の大上朝美も到着。そして六時
開演。
 まずはウィキペディア修正。丁寧にやっているとダれるのであっさ
りと終えるが、間違いのあまりの多さに驚く。重大な間違いも直せな
かったが、あとでゆっくり修正してもらうことになる。「十の質問」
では「ビアンカ・オーバースタディ」はどうなっていますかというの
があったので、昨日来場するというメールをくれた太田克史を壇上に
呼び上げ、弁解させる。星海社という講談社の子会社を立ち上げ、副
社長になったのでその準備に追われていたこと、「ファウスト」の次
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