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偽文士日碌

十二月六日(月):421-422

 昨日のテレビ東京での収録で憧れの人・戸田奈津子に逢えたので興
奮して眠れず、バーボン三杯を一気に飲んだため二日酔。最初の仕事
がコッポラから依頼された「地獄の黙示録」だったと言うが、そのず
っと前から知っているように思えてならない。聞けばそれまでにB級
映画を何本かやっているらしいから、それを見たのかもしれない。彼
女を元女優だと思った大女優の名前を「メリル・ストリープ」と一発
で当てたのは我ながら上出来。
 二時に丹羽君が「クロワッサン・プレミアム」の副編集長・斉藤賢
治と記者の一澤ひらりとカメラマンを案内してやってくる。「現代語
裏辞典」について、ずいぶん遅蒔きのインタヴューである。記事の下
段に「裏辞典」以外の五册を写真と共に紹介するとかで、「ダンヴァ
ニ」などに加え、「漂流」も紹介してもらうことにした。一月二十日
発売だということなので、その頃にはもう書店に並んでいるからであ
る。一昨日、朝日新聞出版の池谷真吾が「漂流」の最終著者校を受取
りにきた時、表紙カバーと大江氏の推薦文の入ったオビを巻いた束見
本をくれたから、その写真を撮ってもらう。「漂流」の方は発行日こ
そ一月三十日だが、一月六日ごろの発売である。大江氏はオビのゲラ
を見てさらに加筆してくれたらしい。
 例によって和服姿の写真を撮られる。一澤ひらりは新作長篇につい
て聞きたがったが、何も答えず。
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