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偽文士日碌

七月二十一日(木):481-482

 夕刻より光子と旧居留地のオリエンタルホテルへ行く。久しぶりの
骨休めである。喫煙できるジュニア・スゥイートが満杯とかで、一ラ
ンク上のスゥイートに同じ料金で案内された。
 十七階のバーで食前酒。おれはシャンパン、光子はミモザ。ここの
料金もサービスである。次いで隣の鉄板焼に行き、神戸の海の見渡せ
るカウンターに座る。いつものマスターは本日はお休みとかで、可愛
子ちゃんが焼いてくれる。まず鮑が焼かれ、次いで伊勢エビが品切れ
とかでオマール海老を焼いてくれる。次いで飛騨牛のヒレを焼いても
らう。牛肉が何やかやと言われているが、この年になればセシウムな
ど関係ないのである。客もよく入っている。ターキーのライがあった
ので、なんと四杯も飲んでしまった。光子はワイン。
 夏の間だけの特別メニューだという四階のガーデンテラスへ行き、
おれはビール、光子はワインを飲む。竹林の中で、暑さはなく、さわ
やかな空間だ。勤め帰りの若い人が多かった。豪華なオードブルが三
皿も出てきたが、これはまったく食べられなかった。
 部屋に戻って二カ月ぶりにマッサージを呼ぶ。初めての若い子ふた
りが来て、新技術でけんめいに揉んでくれた。すっきりした。
 ビーバップ・ハイヒールを見る。今回は、三百回記念に有馬温泉へ
行った時の放映である。初回のビデオで皆の若さに驚く。一時就寝。
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