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偽文士日碌

八月十二日(金):487-488

 昨日送られてきた「国文学・解釈と鑑賞」九月号のわが特集をぱら
ぱらと拾い読みする。「文學界」に渡した「小説に関する夢十一夜」
は十月号に掲載されることになった。「群像」にまだ作品を渡してい
ない。「教授の戦利品」という短篇を書きはじめる。
 昨日から伸輔一家が大阪へ来ている。三津寺へ行き、千日前の墓へ
参り、掃除をしてくれたらしい。ヒルトンに泊ったという。
 今日は朝から天王寺動物園へ行ったらしい。この暑いのにご苦労な
ことだ。五時過ぎに帰着。恒司はさっそくスカパーのカートゥーン・
ネットワークを見たがり、アクセスするのに大人四人が大騒動。恒司
はなんでこんなに我儘になったのか。ついに怒鳴りつけてしまう。
 六時からテアトロ・クチーナへ行く。まずは恒司のためのトマトと
モッツァレラのスパゲティを作ってもらう。恒司は夢中で食べ、思っ
ていた通り、すぐに寝てしまう。あとは大人たちでゆっくりとワタリ
ガニのスパゲッティや猪豚のステーキなどを、シャンパン、ワイン、
ビール、グラッパなど思い思いに飲みながら楽しむ。カニ・アレルギ
ーの伸輔のみは別のスパゲッティ。
 帰宅後はカートゥーンで「トムとジェリー」ばかり見せられ、悪酔
い。恒司が寝たあと、大人だけでさらに飲み、話す。就寝二時。
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