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偽文士日碌

七月三日(火):569-570

「聖痕」を新聞連載用に調整する。何しろ改行の少ない作品だから、
段落の途中で一回分が終ってしまう場合がほとんどで困る。昨日は新
しいファックス電話が入ったので、大上朝美からは社告と作者の言葉
及び第一回目の刷出しが送られてきた。まだ操作に馴れないのでおた
おたする。ファックスが届いた時の、子機から親機への切換えが難儀
だ。こちらからは第二回から第四回までのデータを送る。
 ここ数年、すべての人に年賀状を欠礼していたのだが、そのかわり
にと、新聞連載が始まることをかもめーるでお知らせする。情報を知
る人や、とても読んでくれそうにない人を割愛しても二百枚になって
しまう。ネットのホームページでも告知する。
 朝日新聞・大上朝美来宅。写真の郭さんは久しぶりである。書斎で
写真撮影。睨みつけてくれというのでそのようにしたら、物凄い写真
になった。そのあとインタヴュー。物語の内容を話してしまうとやる
気をなくすので、と言っているにかかわらず、どうしてもネタばれに
なってしまい、困る。伸輔を加えていろいろと打合せをしたが、東京
と神戸を往復するため、両方の、不在の間の新聞の取り置きなどをど
うするかが問題なのだ。とにかく連載開始までにできるだけ蓄積して
おきたい、何が起るかわからない状況が続きそうなので、画像の制作
をする人が暇な間に、なるべくたくさん組んでおきたいということで
ある。協力を約束する。
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