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偽文士日碌

四月十八日(木):649-650

 土曜日に淡路島で大地震があったというのは当日、新幹線に乗って
から車内放送で聞かされたが、阪和線の不通を告げただけで詳しいこ
とは言ってくれなかった。これはいつものことだからまあよいとして
も、垂水に帰ってきていろんな人に聞くとある意味阪神淡路大震災よ
りも怖かったらしい。以前のような縦揺れではなく猛烈な横揺れで、
家が倒れるに違いないと思った人も多い。さいわいわが家は淡路人形
など軽いものが二、三落ちていただけであった。
 月曜日は検査の結果を聞くために山崎医院へ。昨日はビーバップの
収録で帰宅八時。今日は一時に歯の治療で松野歯科医院へ行く。何も
仕事をしていないのになんだか慌ただしい。
 五時、角川書店の新名新と郡司珠子がわざわざ来宅。新名君は定年
だが顧問として会社に残り、新たに角川文化振興財団の事務局長代理
となる。といっても現在の事務局長はすぐ辞めるので、局長を引き継
ぐわけである。ビルの最上階の一フロアーを角川歴彦会長と二つに仕
切って隣同士のオフィスだというから凄い。郡司さんは日碌の疑問箇
所と表紙の案を持ってきた。打合せ終了後、お二人をテアトロ・クチ
ーナに案内する。ちょうどゴルゴンゾーラ風味のイチゴのリゾットが
あり、全員で食べる。地元の食材を使った料理にお二人は満足の様子
であった。八時半、お二人はタクシーでクラウンプラザへ。
 明日は上京だ。やれやれ慌ただしいことである。
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