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偽文士日碌

六月十五日(土):669-670

 昨日は二時半からタクシーで大阪に向かったのだが、海老江の出口
のすぐ手前に湾岸道路への入口ができていて、注意したにもかかわら
ず運転手がここへ入ってしまい、大回りすることになってしまった。
まったくこの入口というのは危険である。十二日の水曜日にも、ビー
バップの収録に向かう途中、ここへ入りかけた車が間違いに気づいて
バックして出ようとするのとぶつかりかけた。実はおれの乗ったタク
シーもバックしかけたのだが、おれが大声でやめさせたのである。帝
国ホテルへの到着が遅れ、千日前の墓所にやってきた時は閉門十分前
だった。
 今日はホテルに光子を残して一時半に出発、御堂会館に向かう。今
日は「聖痕」出版記念の「筒井さんへの質問状」という講演会だ。参
加希望のはがきに書かれた小生への質問に答える形の講演となる。会
場には早くも新潮社の楠瀬啓之が来ていて、書籍販売の用意をしてい
る。ほどなく平石滋も到着。海外で出版された書籍のレート換算など
販売を手伝ってくれる。おれは楠瀬君に未完の「高清子とその時代」
の原稿、及び週刊新潮「新潮掲示板」用の原稿を渡す。
 メールでのやりとりばかりだった朝カルの森脇友理子と初めての対
面。本部長の福井篤子の立会いでマイクテスト。控室で一服し、三時
開演。一時間の予定だったが五十分ほどで終ってしまった。あと、わ
が会議室のメンバーと近くのビアホールで歓談。ホテル帰着七時。
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