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偽文士日碌

六月二十三日(日):671-672

 富士山が三保の松原込みで世界遺産に認定。いつも車窓から眺めて
いる富士山、よろしうございました。さっそく登山者がどっと繰り出
し、ゴミの山とならぬよう。
 BS11「宮崎美子のすずらん本屋堂」に出て「時かけ」の朗読をし
なければならなくなった。宮崎さんの注文だとか。やれやれ。
 郡司珠子が「偽文士日碌」著者用を十冊と、「野性時代」のゲラを
大量に持って来宅。こちらからは「コント二題」の原稿を渡す。先週
土曜日の朝カルの講演会で朗読し、大受けであったことなどを話す。
郡司さんさっそく読んで大笑い。よかった。そのあと、インタヴュー
の打合せなど。
 実は今日、郡司さんが持ってくる「偽文士日碌」は見本刷りの一冊
だけであろうと思っていたのだ。おれと光子が取り合いになることを
怖れていたのだが、たくさんできてきてよかった。光子が案の定ひっ
かかってしまって、夢中で読み耽っている。
「新潮掲示板」には、高清子に関して情報を求める文章が来週の金曜
日発売の号に掲載されるとのこと。反応が楽しみだ。
 夜、スターチャンネルで「THE HELP」を見る。これは傑作
だ。二時間半の長丁場だったが、夢中になって見た。その間も光子は
「日碌」を読み続けている。困ったものだが、そんなに面白いのであ
ればと思い、なんとなく売れそうな気がしてきた。
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