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偽文士日碌

十一月十三日(水):707-708

 今日はビーバップの収録。楽屋に着くなり最初の回のゲスト、玉木
正之がやってきた。久しぶりだ。山下洋輔の噂などをする。今日はス
ポーツ評論家として来ていて「偉大なるパイオニア 世界を相手に戦
った知られざるSAMURAI」というタイトルで、過去のスポーツ
選手の話題である。女性は女子プロレスラーで女優の川崎亜沙美。お
れは高校時代の、南部忠平のお嬢さんとの思い出話などをする。木村
沙織に関するクイズもあったが、これはわからなかった。彼女の人気
ぶりを示すある記録があるというものだったが、バレーボール雑誌の
表紙を九か月連続で飾ったそうである。
 次は弁護士の宇都宮健児がゲスト。女性は美少女コンテスト一位の
吉本実憂十六歳、なんとも初ういしい。「闘う弁護士が暴く! わる
いやつらの卑劣な手口」というテーマだったが、彼女には難しすぎた
ようだ。主に貧困ビジネスを取りあげる。大阪では特に「囲い屋」が
暗躍していて、ホームレスに「生活保護の手続きをしてやる」と持ち
かけ、六畳ほどの部屋に何人も押し込めて、生活保護費を巻き上げる
のである。その他病院の囲い込みなど、なんで貧困層から金が取れる
のかと思っていたら、なんと税金をだまし取っていたのだった。
 帰途、車の中でテレビを見ていたら、「投資詐欺」というのをやっ
ていた。これもターゲットは高齢者で、九十パーセントが六十歳以上
だ。ひどいものである。八時半帰着。
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