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偽文士日碌

一月一日(木):841-842

 クリスマス・イヴだというのにビーバップの収録があって、収録後
何か祝うのかと思っていたら何もなし。それから昨夜まで、ずっと仕
事続きだった。コレクション2の見返しの紙三百九十枚に署名落款し
てから、新さんのことが書いてあるので知り合いに配るといって喜美
子さんが買って送ってきた「偽文士日碌」二十五冊に署名落款。さら
に「メタパラの七・五人」を書きあげてしまう。これは五十二枚にな
った。
 久しぶりに夫婦二人、垂水で年を越す。今年初めてテアトル・クチ
ーナのイタリア料理のおせちをとり、正月を迎える。同じものを逗子
の伸輔にも送ったのだが、恒至が大喜びでおいしいおいしいとずいぶ
ん食べたらしい。恒至はなにしろ塾があるので、今年と来年の正月は
わが家に来ることができないのである。恒至がお気に入りだったとい
うウサギ肉とオリーブのマリネはじめ、いずれも美味・珍味。一部を
紹介すると次のようなものだ。
 鶏のガランティーヌと黄人参のマリネ、車海老のボイル、ロースト
ビーフ、鴨のスモークと紫キャベツのマリネ、自家製スモークサーモ
ンとキヌアのサラダ、干し鱈のマンテカートとポレンタ、鮑の柔らか
蒸しと海老芋、鶉の骨付き股焼き、蛸とブロッコリーと自家製カラス
ミ、イクラの塩漬け、金柑のコンポートなど。雪がちらつくなどで、
いい正月だったが、大雪の地方は大変であろう。
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