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偽文士日碌

五月二十二日(金):875-876

 一昨日は「所さんのニッポンの出番!」に出演。以前所さんから旨
い馬刺を送って貰ったので、そのお礼の意味で献辞と署名落款入りの
「世界はゴ冗談」をさしあげたのだが、本番で紹介してくれたので恐
縮する。冒頭の短篇のタイトルが「ペニスに命中」だとまで言ってく
れたのだが、これはさすがに放送できまいなあ。放送は六月十六日で
ある。
 今日はNHKラジオの収録があり、講談社の須田美音が担当者と一
緒に迎えに来てくれた。今日のホストの松浦寿輝は東大での美音ちゃ
んの先生なのである。「映画論」を学んだらしい。ラジオのスタジオ
は久しぶりだ。この番組は以前一度誘われ、多忙でお断りしたのだっ
たが、その後読売文学賞の授賞式で会った時、松浦氏がしきりに残念
がるので、今日の収録となったのである。タイトルは「ミュージック
・イン・ブック」で、毎週水曜日の夜九時半から五十五分まで。三回
分の収録で、最初は六月三日の放送。毎回トークと、わがお気に入り
の音楽三曲で構成。一回終るごとに喫煙ルームまで歩いて行くのだが
遠いので閉口だ。収録が終ると今度はETVのクルーがやってきてそ
の場で収録。これはETV特集の桂米朝師匠の追悼番組で、六月二十
日土曜日の午後十一時からの放送。松浦さんからビールを誘われたが
疲れているのでまたの機会にということにしてもらう。すべて終了し
たのが四時半ごろか。帰りはジャーマネ柳井に送ってもらう。
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