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偽文士日碌

十二月十五日(火):925-926

 昨日は三時に読売新聞の待田晋哉が女性カメラマンをつれて来宅。
「モナドの領域」のインタヴュー。光子があとで「なかなかのイケメ
ン」と褒める。四時、入れ違いに日経新聞の中野稔がカメラマンをつ
れて来宅。この人は顔馴染みだ。話題もあちこちに飛んで面白い。新
聞までが軽減税率の対象になったことは情けない、と言っておく。
 講談社の伊藤達也からインタヴュー原稿が届いていたので校正をす
る。「週刊現代」の二十一日発売・年内最終号・一月二・九合併号に
掲載されるようだ。
 今日は三時に「週刊文春」の山本浩貴がカメラマンと来宅。そのあ
と四時からは毎日新聞の内藤麻里子がカメラマンと来宅。この内藤さ
んは「モナド」を読んで「仰天しました」と書いてきてくれた人であ
る。戦争について連載でいろんな人にインタヴューしているので「モ
ナド」関連でおれにお呼びがかかったわけである。そのため時間も一
時間半というご希望であった。何やかやと聞かれるうち、だいぶヤバ
いことまで喋ってしまったように思うが構うものか。もう八十一歳で
ある。さほど怖いものはない。
 夜、楠瀬啓之から「モナド」が増刷になったというメールが来た。
発売十日めの重版は最近では珍しいそうである。
 出版芸術社からコレクション四巻め「おれの血は他人の血」のゲラ
がどさっと届く。明日からの仕事だ。休ませてもらえない。
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