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偽文士日碌

九月十一日(日):983-984

 手術直後の女性患者を犯した医師が逮捕されたらしい。わしの「問
題外科」の真似をしおったな。ツイッターでも大騒ぎだ。
 筒井康隆全戯曲の第三巻を校正し、「後記」を書いて発送する。
 以前ビーバップに出てもらった「月刊住職」の編集をしている矢澤
澄道から頼まれていた原稿を書く。変な雑誌だが、矢澤氏は名僧知識
だと思うから、書かねばならないだろう。掲載はだいぶ先になるよう
だ。題して「宗教と私」。
 角川から風太郎賞の候補作がどさっと届く。二巻ものがないかわり
に六作家六作品。読めるのかこれ。
 土曜日に伸輔が来て一泊。昨日の日曜日が光子の父・松野三次の三
十三回忌の法事だったのだ。朝の九時半に吉晃君が車で迎えに来てく
れて、我が家の三人を江井島にある菩提寺の定善寺まで連れて行って
くれる。親戚が集まる。東京からは松野賀宣が、京都からは喜美子さ
んと岡本篤夫婦、男性七人、女性も七人で、最年長はおれ、最年少は
一歳未満の沙和。法事のあと講話があり、浄土宗だから「南無阿弥陀
仏」を全員で唱和させられる。そのあとまた車に分乗。西明石まで引
き返してホテルキャッスルプラザの地下にある日本料理の「赤石」で
食事。鯛しゃぶなどたくさんの旨い料理で満腹。三時、それぞれの車
で別れる。伸輔はいったん家まできて、五時に帰る。おれは相撲を見
て御嶽海が勝つのを見届け、「真田丸」を見て十時に就寝。
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