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偽文士日碌

四月十七日(月):1039-1040

 講談社、須田美音より、今度文庫になる「創作の極意と掟」のゲラ
が届いたので、さっそく校正にかかる。これは七月十四日発売予定で
ある。
 中央公論新社の瀧澤晶子からは、谷崎全集の月報の締切が迫ってい
るとのメール。こちらもあわてて資料を集めはじめる。考えた末、タ
イトルは「谷崎と映画とぼく」に決定。
 炎上したおれの文章だが、ツイッター社が不表示にしたらしい。お
れが自分で抹消したと思われるのは嫌だなと思いながら前の日碌を読
み返したが、なるほどこれはひどい。こんなひどいことを書く作家の
作品など読んではいけない。
 午後二時、上山克彦がセキスイファミエスに勤めている甥っ子の池
之平悟と、塗装屋さん一名、足場屋さん一名を同道して来宅。外壁を
塗装してもらうための契約である。池之平君は上山君のお姉さんの長
男。いい男である。塗装屋さんには塗装のサンプルを見せてもらい、
現在とほとんど同じ色に決定。足場屋さんは家の周囲を採寸してまわ
る。契約書を交し、その他工期だの近所への挨拶回りだの、いろいろ
と打合せ。風雨を心配していたのだが、東京地方は今夜からになるら
しい。
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