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偽文士日碌

七月十一日(火):1055-1056

 昨日は午後二時に復刊ドットコムの大野修一がSF作家でアニメ研
究家の氷川竜介をつれて来宅。八月下旬に出る「今敏 絵コンテ集:
パプリカ」用のインタヴューである。氷川君には以前一度会っている
らしい。小説「パプリカ」について、今敏監督について、その作品や
アニメ「パプリカ」についていろいろと訊かれる。この本は絵コンテ
の初めての書物化であり、丹念な絵があればこその出版であろう。今
のところ予価三千五百円としているが、直前で三千七百円になるかも
知れないとのこと。
 黒田藩プレスからアンドリュー・ドライバー訳の短篇集「ペニスに
命中」が「BULLSEYE!」というタイトルで出る。二十篇も収
録するというので、抄訳ではないかと送られて来た英文を恐るおそる
読んだのだが、きちんと訳されていたので安心。表紙もなかなか面白
い。これから印刷にかかるそうだが、楽しみだ。
 早川書房からは主にわが初期の短篇が「オールタイム・ベスト」と
して日下三蔵の編集で出る。タイトルは「マグロマル・トラブル」で
ある。これにも短篇が二十五篇収録される。なんだかお祭り騒ぎにな
ってきたなあ。大丈夫か。
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