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偽文士日碌

九月五日(火):1065-1066

 北朝鮮がまたしても核実験を強行。先日ビーバップに出演してくれ
たさいとう・たかをに「ゴルゴ13」を出動させてくれるようリンゴが
頼んでいたのを思い出す。
 新作短篇「コロキタイマイ」を「新潮」矢野優編集長に発送してお
いたところ、返事があり、「今回はまさに筒井さんのイマジネーショ
ンの決定的栄養となったフランス文学/批評が内部から溢れかえって
いる」「特別な作品である」という評価を貰った。掲載号はまだ決定
していないようだ。「文學界」の丹羽健介からは手紙で、新たな創作
のフェーズに入られたこの世界を是非続けてほしいので、「新潮」の
次の短篇は「文學界」にいただきたいと言ってきた。そんなに続けさ
まには書けないよ。
 二時にビーバップのお馴染みのスタッフが五人、ロケハンに来宅。
ホリプロのジャーマネ柳井も、新しい部下の大崎真緒をつれてきた。
全員、家の中を見てまわる。ビーバップ六百回記念の筒井康隆特集を
やるというのだが、タイトルは未定。ロケは十九日。放映は十月十二
日の木曜日、午後十一時三十二分から。最近ビーバップは番組終了後
にTVerまたはGYAO!で見ることができるらしい。質問への回
答や写真の提供など、何やかやを頼まれる。十九日はたいへんな騒ぎ
になりそうだ。
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