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偽文士日碌

九月十九日(火):1069-1070

 十二時前に早くもビーバップのスタッフが到着。いつもアテンドし
てくれている服部八寿子を初めて光子に紹介。進行の打合せや何やか
や。ガレージに入れた機材を地下から搬入。ごった返す。機材は日本
間から地下室から廊下にまで拡がり、逃げ場がない。以前のテレビ東
京の時とえらい違いだ。カメラが六台にクレーンまで持ち込んできた
から驚く。メイクや着替えの場所にも困る。スタッフだけで三十人。
先に書斎での撮影。やがてロケをしながら表参道からキャットストリ
ートを経て一行が到着。おれが門の前へ出迎えに出るのだが、周辺に
は三十人ほどの見物人がいた。ハイヒールリンゴ・モモコ、ブラック
マヨネーズの小杉と吉田、ホリプロの浜口順子と江川達也を迎え入れ
る。とっかえひっかえジュースを出し、茶を出し、コーヒーを出し、
ケーキを出し、途中からシャンパンを出しと、スタッフも含めた全員
の接待を光子が驚くほどよくやってくれた。ジャーマネ柳井も来てく
れて大助かりだった。光子もちらりと出演。収録は順調に進み、心配
していた地下への転落もなく、シャンパングラスが一個割れたのみ。
最後は全員わが書斎へ来る。ブラマヨとリンゴモモコに一冊ずつ束見
本を記念として渡す。安井Pからの「森伊蔵」は実に有難かった。
 七時ごろにお帰りになる諸氏に光子がお土産など渡し、機材の撤収
が八時頃にやっと終る。おれと主要スタッフたちはほっとひと息。光
子がまた茶を出したりして、柳井君が帰りすべて終了。
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