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偽文士日碌

十一月二十八日(火):1083-1084

「あんたたちの時代はもう終った」なんてSF作家の後輩が言ってく
れたら大いに心強いんだがなあ。それにしても角界大震動。マスコミ
によっていやが上にも騒動が盛り上がっている。毎日のように何時間
も同じことを繰り返しているキャスターたちはご苦労さん!
 来年は戌年でおれは年男なのだが、今回は何の依頼もない。同い年
ではもうあまり生き残っていない筈だが。
 哲学者・中島義道の「七〇歳の絶望」を読了。面白かった。ずいぶ
んアグレッシヴな人である。カントやヘーゲルが専門らしい。
「白笑疑」と並行して「ダークナイト・イン・ミッドナイト」を書き
はじめる。ダークナイトは「闇の騎士」の意味。自分がシュバリエ賞
を貰っているからである。
「現代思想」の「人新世」が送られてきた。またしてもセレンディピ
ティ。なんという偶然だろう。「白笑疑」のテーマなのである。
 今日は垂水の家へ世田谷文学館の瀬川ゆき、中垣理子が一時に来宅。
来年の筒井康隆展のための出品物選びである。土産は知覧・武家屋敷
という焼酎と煎餅。各賞のトロフィや賞状、「ジーザス…」の舞台の
模型、ポスター類多数、原稿多数、その他その他。五十年前に描いた
たった一枚の油絵や断筆人形などはオークションにかけようかと思っ
ている。お二人はずいぶん時間をかけて写真を撮り、採寸し、四時半
にお帰り。
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