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偽文士日碌

五月十八日(金):1113-1114

 二時に世田谷文学館の瀬川ゆき、中垣理子、それに我が家へは初め
ての大竹嘉彦が来宅。筒井康隆展のさまざまな打合せを行う。大竹君
はSF本のオークションや販売を手伝ってくれるらしい。さらに大竹
君はプリンターの不調のため取り出せない住所録のデータを古いパソ
コンから取り出してくれた。そのデータが文学館のパソコンで再生で
きるかどうかが問題だ。
 文学館の人たちがお帰りのあと、河出書房新社の吉田久恭が「誰に
もわかるハイデガー」の見本刷十冊を持って来宅。贈呈をどうするか
で相談する。これまた住所録が取り出せないため、贈呈先がプリント
アウトできないので困ってしまう。しかたなく、今回は贈呈なしとい
うことで勘弁してもらい、主な新聞社、雑誌、評論家、書評者にのみ
送ってもらうことにする。新しいプリンターを買わねばなるまいが、
もはや何もかも面倒になってしまい、これから先もそうなるのだが、
すべては老齢ゆえということで勘弁してもらうことになる。
 東京創元社から出る「日本SF選」に「漸然山脈」が入るので、そ
の校正をする。テーマ曲の「ラ・シュビドゥンドゥン」は雑誌発表時
に楽譜を間違えていたので、この機会に訂正する。これはおれ自身が
YoyTubeで歌っているが、それにしても、誰かカバーしてくれ
るプロの歌手はいないものだろうか。
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