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偽文士日碌

十月三十日(火):1151-1152

 二十六日には山田風太郎賞の選考会があったのだが、意中の作品が
選ばれなかったのでしばらくここへ書く気にならなかった。選ばれた
のは真藤順丈の「宝島」で、おれが推したのは湊かなえの「ブロード
キャスト」と、次点として垣根涼介の「信長の原理」だった。詳細は
「野生時代」の次号に選評が載るので、そちらをご覧いただきたい。
記者発表は夢枕獏がやったが、なかなか上手だったので、皆が定番に
しようと盛りあがった。
 渋谷のハロウィーンはヤバいことになってきている。三十一日の当
日は渋谷から閉め出された連中がこの裏原宿にまで来るのではないか
と心配だ。恐ろしや。
 菊地成孔とのトークの日の朗読は久しぶりに「奔馬菌」でいくこと
にしよう。しょこたんとの日の朗読はまだ決めていないが、馬並びで
松浦寿輝ご推薦の「馬」をやろうかと思う。
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