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偽文士日碌

十一月二十八日(水):1157-1158

 ばたばたして落ちつく暇がない。谷川流の「涼宮ハルヒの憂鬱」が
スニーカー文庫から出世して角川文庫に入るのでその解説を書き、二
十四日には松野吉晃、訓子夫婦が新婚の松野賀宣と裕季子夫妻を伴っ
て挨拶に来たので光子も一緒にリストランテ・フィオーレに案内し、
夕食。そのあと我が家でワイン、ライ・ウイスキーなどを飲んで十時
まで。翌日四人は筒井康隆展を見に世田文へ。真鍋博「鳥の眼」が新
装版で出るのでその帯の文章を書いて発送。二十七日には光子の親和
時代の友人八人がわいわいがやがやと来宅。神戸からは六人、東京在
住が二人、おれが挨拶に出ると拍手するやら騒ぐやら笑うやら写真を
撮るやら。この連中は今日、世田文へ行ってくれているので無下にも
扱えなかったのである。明日の晩は菊地成孔「粋な夜電波」の収録な
のだが、突然「ダークナイト・ミッドナイト」の朗読をやれと言って
きたのでその稽古。「SAPIO」からは「老醜のすすめ」を書けと
言ってきたが、「老醜」には抵抗があるので「不良老人の美学」にさ
せてもらう。
 今日は二時に上山克彦来宅。地下室への鍵をなくしたのでその品番
を調べて取り寄せてもらい、歳をとってきて危ないので地下への階段
に手摺をつけてもらう相談、食器洗い機が壊れたので買い替える打合
せ、その他その他その他。
 景子さんは引く手数多だが、元親方はどうするんだよ。
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