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偽文士日碌

十二月一日(土):1159-1160

 三十日は四時十五分に角川書店の郡司珠子のお迎えで、帝国ホテル
での角川四賞の贈賞式へ。控室へ行くと第一回で受賞した貴志祐介と
逢う。早くも九回となるのか。会場へ行き、選考委員席で他の作家と
居並ぶ。風太郎賞の選考経過は林真理子で、横溝正史ミステリ大賞の
選考については恩田陸、その他大賞がいくつもある。パーティに移る
と選考委員席では綾辻行人と並び、夢枕獏、奥泉光、宮部みゆきや真
理子さんと一緒でベテランが揃っている。向かいの席にいた黒川博行
が挨拶に来たので、知っとるわいと言う。有栖川有栖は世田文に行っ
てきてくれたらしい。他にも世田文に行ったという作家が二、三人。
森見登美彦だったか。辻村深月もいた。また郡司さんに送ってもらっ
て帰宅。さらに飲んで十二時就寝。
 今日は光子同伴で四時に家を出発。中川翔子との打合せは五時なの
だが、世田文までは開かずの踏切がふたつあるし、余裕を見て出たの
だが、案の定五十分近くかかってしまった。岡本裕、姓が変わって隅
野裕が早くから来ていて、控室にいた。しょこたんが来て打合せを始
めたものの、楽屋であまり盛り上がるとよくないのでほとんど話をせ
ず、ぶっつけ本番となる。ファン扱いがうまいので、ずいぶん助かっ
た。次いで「馬」を朗読。五、六回ミスをした。もう朗読はこれきり
だな。最後のオークションはまずまずの出来。八時終了。光子、裕と
共に「ほり川」へ行き、夕食。十一時帰宅。あすは帰神。
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