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偽文士日碌

十二月十四日(金):1163-1164

 おれより歳上で現存する日本作家、ついこの間まで二十数人だった
のだが、今日計算したら十数人になっていた。死去した主な作家は津
本陽、長部日出雄、杉本苑子、…。
 世田文のトークショーで松浦寿輝があまりにも「次の長篇」「次の
長篇」と言うので、つい「それならファンからアイディアを募って書
く」と言ってしまったため、さっそく応募の手紙が舞い込み始めた。
こいつはえらいことになった。どこかの出版社でとりまとめをやって
貰えないだろうか。あるいは「笑犬楼大通り」の「読者からのコメン
ト」で受け付けてもいいのだが。
 午後一時、美術梱包のトラックに同乗して世田文の中垣理子が到着
する。筒井康隆展に貸し出したものを返却に来たのである。たった三
人で、たちまちのうちにもとの場所へきちんと収まったのには感服。
二時間足らずで中垣さんご一行はお帰り。
 この間出演した「菊地成孔の粋な夜電波」の評判がすこぶるいい。
あの時に冒頭部分だけ朗読した「ダークナイト・ミッドナイト」を全
部やりたくなった。三十枚だから朗読だけで三十分、音楽を入れて四
十五分、コマーシャルを入れると丁度一時間になるが、どこかわしに
一時間のディスクジョッキーをやらせてくれぬか。てなことを言って
おるが、いざやるとなったら練習が大変だぞ。できるのか。
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