トップへ戻る

偽文士日碌

二月二十七日(水):1177-1178

 募集していた長篇のアイディアに、大量の応募が来はじめた。いく
つか紹介しよう。
「ノーベル文学賞の選考をめぐるごたごた、内紛など」で、どこが面
白いの? 具体的なアイディアは何?
「筒井康隆がついに死に、自分の葬式を見ながら三途の川を渡ってい
く。そこでは先に死んだ人と逢う。逢いたかった人もいれば二度と逢
いたくなかった人も。そこでのドタバタ劇」どんなドタバタなの?
「筒井先生のドタバタコメディの展開で第三次世界大戦を描いて頂き
たい。キューブリックの『博士の異常な愛情』のような、ネヴィル・
シュートの『渚にて』のような、破滅の美しさが感じられる作品を」
すでに書いてるよ。
「筒井康隆氏が堀晃氏的なハードSFを二人で組んで書いたらどうな
るのかに興味があります。『イカロスの翼』の読者として」で、どん
なアイディアのハードSFなの?
「不平不満に満ちたコンビニバイトの中年の主人公。ある日怪しい露
店で購入した石の力により過去にタイムリープする。彼には替えたい
過去があった。甲子園での敗退、守れなかった幼なじみ……タイムリ
ープにより未来を知る主人公は……(以下略)」新しいアイディアが
欲しいと言ってるんですよ。
「ゴーストライターである彼女との共依存が元でライターズブロック
ページ番号: 1177 1178

「次のページへ」や、「前のページへ」をクリックすると、ページがめくれます。