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偽文士日碌

九月二十三日(月):1227-1228

 日曜日は移動日だったので大相撲の千秋楽を見ることができなかっ
たのだが、帰宅後スポーツニュースを見たら、まずタイトル前に御嶽
海の顔が大写し。やったあ、と叫ぶ。遠藤に勝って決定戦で貴景勝に
勝ったのだ。優勝と殊勲賞の二賞を獲得。すばらしい。すばらしい。
すでにたん熊で飲んでいながら、あらためてワイルド・ターキーで祝
杯。深夜まで飲む。次は大関取りだなあ。
 新潮社の「波」が創刊六百号を出すので、十一月発売十二月号のそ
の記念号に「南蛮狭隘族」三十枚を編集長の楠瀬啓之へ渡すことにな
った。あと数日で完成する。それを決定した直後、「新潮」の矢野優
からあれを欲しいと言ってきた。残念。もう少し早ければそちらにま
わしたのに。
 谷崎賞の選考がやっと終ったと思ったら、続いて風太郎賞の選考で
ある。分厚い本が五冊送られてきて、ひゃあ来月半ばがもはや選考会
ではないか。読みはじめたものの、はかどらない。
 文庫本「定本バブリング創世記」三百冊に署名落款したと思ったら
神田東京堂書店でなんと文庫の一位になったとやらで、もう百冊やっ
てほしいとのことだ。万年筆でのサインだから、そりゃまあ、やるけ
れども。
「老人の美学」の発売が迫ってきて、これにも署名落款をさせられる
だろうし、インタヴューも受けることになる。
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