偽文士日碌

　ロシアがドーピングで国としてのオリンピック出場不可となった。
作家なんてものはいくらドーピングしようが書かせて貰える。覚醒剤
中毒であっても、昔はそれ故に本が売れたりした。まことにいい商売
である。わはははは。
　今日は「週刊朝日」の増刊の、朝日脳活マガジン「ハレやか」とい
う変な隔月刊雑誌の取材である。編集の橋本明とインタヴューアーの
山下隆、それに写真部の加藤夏子の三人で、同席する筈の新潮新書・
阿部正孝はインフルエンザで来られなかった。ニュースでは現在イン
フルエンザが猛威を奮っているとのこと。
「ハレやか」は主にもの忘れ認知症の人のための雑誌である。中身は
ほとんど初歩的なクイズであり、語彙力穴埋め、時間の足し算・引き
算、合成四字熟語、アナグラムヒントクイズなど。あとでやってみた
が、さいわいおれは楽勝であった。現在出ているのが十二月号だから
おそらくは二月号掲載だと思います。
　夜、吉野彰ノーベル賞受賞式の様子をテレビで見る。あんなに多忙
でありながら、行く先ざきのマスコミのつまらない質問に、よくまあ
あれだけにこやかに応じられるものだとつくずく感心する。人間がで
きているのか、本当にそんなに嬉しいのか、演技なのか、いずれにし
てもぶっ飛んだキャラであることは間違いあるまい。