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偽文士日碌

六月二十五日(金):1345-1346

 手抜きしないサウンドが好きだったシャープス&フラッツの原信夫
が逝去。九十四歳とやら。冥福を祈る。
 立花隆の、あの書庫みたいな書斎に案内されて対談したことを思い
出した。八十歳で逝去。冥福を祈る。
 二十四日に光子と新幹線で上京中、三島で停車してしまった。車内
アナウンスで熱海・小田原間で豪雨となり、運転を見合わせていると
のこと。このまま動かなくなれば嫌だなあと思っていたが、五十分後
に運転再開。ほっとした。光子は落ちついていた。乗降客で混雑して
いるだろうと覚悟して大丸の地下へ行くと、意外に空いていて、人気
一位の光子用白ワインを入手。中華料理などを買い込む。
 今日は久しぶりに徒歩で紀ノ国屋へ。二時前後だったこともあり、
空いていた。いろいろと買い込む。
 テレビをつけると必ずオリパラの話題で盛りあがっている。昔書い
た「走る男」そっくりのブラックさになってきた。テレビは相変わら
ずコマーシャルの洪水。これも「にぎやかな未来」に似たブラックな
状況である。空見たことか海見たことか、あれ見たこれ見たの世界。
面白お菓子屋の半兵衛さんである。
「活劇映画と家族」の発売日が七月十三日と決定したらしい。「お咲
の人生」の次の「波」掲載短篇は「宵興行」、「新潮」九月号は「離
婚熱」である。読むように。
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