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偽文士日碌

十二月二十日(土):117-118

しろ翻訳したのが八年前で、なぜそう訳したのかすっかり忘れている
ので苦労した。
 午後四時、腹が空いたので「シロクマラーメン」というものを食べ
る。光子が「おいしいから」と買ってきていたものだ。やはり神戸か
ら持ってきた焼豚を全部入れたら意外にたくさんあり、旨かったので
全部食べ、腹がいっぱいになってしまった。
 明日の朝食がないので買物に出かける。例の魚屋さんのスーパーで
鮭、明太子、しらす、牛乳、生クリーム、麦茶などを買う。シロクマ
ラーメンのせいで腹具合が悪くなってきたので、帰ってビオフェルミ
ンを服む。 
 シロクマラーメンのために腹がへらず、どこへも食べに出ないで家
でビールを飲んでいるうち、八時過ぎ、光子が帰ってきた。土産は豚
の耳、豚足、豚の角煮、豚の筋肉入りカレー、餅豆腐、塩、星砂、貝
殻その他。さっそく土産話を聞かされる。十六人乗りの車を曵く水牛
が可哀想で可愛かったこと、ホテルが豪華だったこと、バイキングの
料理がどれも旨くて三人とも腹一杯食べたこと、ディナーの肉と海老
がまた旨かったこと、墓が大きくて驚いたこと、コバルトブルーの海
が綺麗だったこと、八重山すべてが海の彼方に見渡せるところへ三百
段の階段をあがって登ったこと、とても登れないと思っていたが登れ
たこと。その他その他。
 就寝十一時。明日は「世界を変える100人の日本人」の収録であ
る。  
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