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偽文士日碌

一月二十六日(火):931-932

 二十四日日曜日、雪が降るというのでどうしようかと思っていたの
だが、上京を決行して正解であった。新幹線が西日本の雪で三十分ほ
ど遅れただけ。帰宅前にほり川で夕食。東京もずっと晴れていた。
 昨日は北海道新聞の島倉朝雄がカメラマン同行で取材に来宅。この
人は作家慣れしていない人で、面白かった。北海道ネタを何か、と言
うので、「知床岬」の出鱈目さについて一席やる。早速三十一日の日
曜に出るとのことだ。
「AERA」に鈴木邦男の書評が出て「赤旗」にインタヴューが出た
ので、楠瀬啓之が「新右翼から共産党まで。さすがGOD」とメール
してきた。
 今日は四時に文藝春秋の山田憲和が「現代語裏辞典」の文庫化の打
合せで来宅。一巻にすると六百数十ページの大冊となる。五月刊行。
 七時前に講談社の佐藤とし子と須田美音が迎えに来てくれて近くの
南国酒家へ。茂木健一郎とその担当者たちとの合同新年宴会である。
茂木さんにいろいろ話を伺いたかったので、おれから頼んでセッティ
ングしてもらったのだ。勿論個室。とても活字にはできないような危
険な話ばかりなので、録音はしてもらったものの、どこにも発表しな
い。だが、随分勉強になった。話に夢中で何を食べたのか、紹興酒を
どれほど飲んだのか記憶にない。最後は全員で記念撮影。また佐藤さ
んと美音ちゃんに送られて十時頃帰宅。明日は「所さん」の収録だ。
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