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偽文士日碌

十一月十七日(火):1307-1308

 愛媛県美術館の「真鍋博展」で朗読した「川のほとり」は伸輔のこ
とを書いた十枚の短篇だが、客席にいた元朝日新聞でおれの担当だっ
た大上朝美や、NHKの女性プロデューサーが泣いてくれた作品だ。
その「川のほとり」を新潮社の人たちに読んでもらったところ、やは
り載せるのは「新潮」だろうということで、今日矢野優編集長から二
月号に載せる旨、メールがあった。中瀬ゆかり出版部長からは、涙の
あとをたくさん原稿用紙に残してしまったという有難いメール、「波」
の楠瀬啓之編集長からも、言葉もなく、問答無用に打たれたというお
褒め、矢野氏からも、とてつもない、異常な感動を与える作品という
過分のメールを頂いた。はっと気がついたら肝心の筒井智子に読ませ
ていなかったので、あわててメールで送稿する。
 一方、「波」に送っておいた「深夜便」は一月号に掲載されること
になった。現代新書の方は第二章をプリントアウトして岡部ひとみに
送り、第三章の「ジョン・ヒューストンとボギーの一族」を書き始め
る。
「官邸前」という変な短篇を思いつく。前回、自助、共助、公助三作
の三ところもんなどと書いたので、これを膨らませられないかと思っ
ていたのだ。前総理だか現総理だかわからない総理が官邸前で暴れる
話である。
 明日はミヅマアートギャラリーの人たちが伸輔の絵を取りに来る。
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