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偽文士日碌

十二月十八日(木):109-110

むだぐち【無駄口】死刑寸前に看守と今日の天気について話すこと。
むだん【無断】チン入。 
むつうぶんべん【無痛分娩】一寸法師の母。
むてき【無敵】素敵!
 行き詰まるとわが会議室のメンバーが助けてくれる。プロも混じっ
ているが、みんな優秀である。 
 ちょっと昼寝。眼を醒ませば光子が那覇空港に着き、やはり全日空
で石垣島へ飛び立ち、三時四十五分、そろそろ着く時間である。
 五時に電話あり。石垣島の空は晴れ、暑い暑いとのこと。ミンサー
織の製造を見学に行ったようだ。これから船に乗るのだと言う。
 夕食は歩いて五分、垂水銀座のはずれのお地蔵さんの横、和風創作
料理の「やる気いっしん」へ行く。おれが来るのを楽しみにしていた
というご亭主がカウンターにおれの席を用意してくれていた。ご亭主
と話しながら、鯛や鮃の刺身、牡蛎フライ、豚の角煮など、腹いっぱ
い食べ、焼酎をダブルで二杯飲んで、四千円とは安いものだ。女性に
評判がよく、垂水近辺在住の諸兄にはお奨めである。
 家に帰るとまた光子から電話。船は快適だったらしい。小浜島のヴ
ィラ・ハピラパナというホテルの、南国ムード満載のレストランでの
バイキング料理が旨かったとのこと。新さんもご機嫌で、何やら浮か
れている声が聞こえた。
「ビーバップ・ハイヒール」を見て、十二時半就寝。  
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