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偽文士日碌

十二月二十四日(木):257-258

 煙草がひと箱百円の値上げ。「税金が目的ではない。国民の健康を
考えて」何を言やがる。税金が目的なのはわかりきっているではない
か。こういうのを御為ごかしというのである。本当に国民の健康を考
えているのなら、ガソリン税を値上げしたらどうだ。いっそのことデ
フレの時代に大きく逆行して煙草ひと箱一万円にしろ。こっちは時と
所かまわず大威張りで喫煙してやる。
 講談社・太田克史と、その上司の杉原幹之助が年末の挨拶に来宅。
「ファウスト」の次号発行が遅れに遅れ、どうやら来年の三月になり
そうだとのこと。恐縮する一方で、何やら新たな企画にふたりとも意
気込んでいる。
 話している途中で上山克彦が、例年のように蜜柑を持ってきてくれ
る。来客と知って、すぐに帰ってしまった。
 地デジに替えるための工事の人たちがやってきて、ちょっとごたご
たする。年末、恒司が来るまでにアニメチャンネルが入るようにして
おいてやらないと、またうるさいのである。この前は来た時は、見ら
れないものだから癇癪を起してテレビに噛みついていた。
 光子の報告によれば、表参道ヒルズ周辺、人でいっぱい。特に土日
はとても歩けないそうだ。十年ぶりのライトアップ効果、やはりあっ
たようだな。
 メリー・クリスマス。
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