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偽文士日碌

六月三日(木):307-308

「週刊ポスト」のインタヴューのゲラを直す。突然の鳩山総理の辞任
で、書き直さなければならない。週刊誌で時事問題をやると、これが
いやだ。いつ情勢が変るかわかったものではない。
 昨日「ビーバップ」の収録に行き、増山君が「筒井康隆の『仕事』
大研究」というのを持っていたので、強奪した。おれはまだ見ていな
いのだ。今日、ぱらぱらと読んだがなかなか面白い。おれはこんなに
偉い作家だったのかと感心する。
 シュガー・カンパニーの山添美保からメールが来た。この社は十年
前に東京のおれのマックをセッティングしてくれたところなのだが、
去年社を移転した際、NTTに登録変更をし忘れていたのだと言う。
旧住所に送られた請求書が宛先不明で返送されてしまっていたことが
接続不能になった原因らしい。登録変更と支払い処理をしたので、つ
ながる筈だと言う。明日から上京だが、もしつながらなかったら、い
ささか困ったことになる。
 それにしても、NTTにずっと支払い続けていてくれたとはなあ。
おれは何も知らず、朝日ネットが支払ってくれているものだとばかり
思っていたのだ。莫迦ですね。
 朝日新聞の「漂流」、ノースロップ・フライ「批評の解剖」と、マ
ルケス「族長の秋」を書く。メールで自分に送ったものの、東京のマ
ックが接続不能なら、プリントアウトできない。困ったもんだ。
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