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偽文士日碌

十一月十二日(金):395-396

を浜松へと走る。浜松市街を抜け、浜松西インターから東名高速を東
に向う。焼津インターで降り、道がわからずうろうろした末、予定の
六時半をだいぶ過ぎた頃、やっと焼津グランドホテルに到着。たしか
にここは山の上にあってわかりにくい。しかし巨大なホテルで客も多
い。八階の部屋に案内される。海の見える温泉だというので地下の露
天風呂に行ってみたが、若い男性客でごった返していたので退散。
 食堂へ行き、夕食。生しらすが旨い。ここは鰹と鮪が名物だが、特
に鰹は、ふだんは苦手であまり食べることはないものの、ここのチャ
ンジャ和えと戻り鰹の造りだけは旨かった。むろん本まぐろも旨い。
あとはわさび豆腐、鰹の蒲鉾、鮪の生ハム、土瓶蒸し、あわびの磯香
蒸し、駿河軍鶏のすき鍋、しらすの味噌汁など。水菓子はコラーゲン
胡麻ムース。ここでは地元の芋焼酎を飲んだが、これは不味かった。
あわてていつもの銘柄に戻して計四杯飲む。四人でわが部屋に集った
ものの、冷蔵庫がからっぽなのでしかたなくルームサービスでビール
を頼む。光子と喜美子さんは露天風呂へ行く。夜なのに女風呂もやは
り混んでいたそうだ。
 新さんたちが自室に戻ったあと、またマッサージを頼む。光子も揉
んでもらう。ひと足先にやってきた光子のマッサージ師は男性で、こ
れは上手だったらしいが、あとからやったきた女のマッサージ師は下
手糞だった。注文をつけて立腹され、変な揉みかたをされては困るか
ら黙っていたが、手抜きもいいところだ。
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