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偽文士日碌

十一月十四日(日):401-402

 眼醒めたのは「満月庵」という数寄屋造りの東屋であった。美しい
庭園、棚に揃った茶道具、掛軸などいずれも一級品である。ひと晩に
四組しか宿泊させないという超高級な旅館で、昨日通された大広間も
凝りに凝った造りであった。今朝はその大広間で他の客が朝食をとる
ため、われわれ夫婦は昨夜のワインバーで朝食。何しろ昨夜は炭火焼
きをたくさん食べたため、光子などはほとんど何も食べず。
 九時半、新さん夫婦が迎えにきてくれて、洛陽荘を発つ。女将の見
送りに再来を約す。名神高速で神戸へ。摩耶・京橋間が工事のため通
行止になっていたので、西宮からは第二国道を走る。水曜日のビーバ
ップ収録の日もまだ工事中らしいので、ちょっと心配である。
 駐車場にベンツを置いて、中華街を通る。姉妹はここで買い物。十
二時にインド料理の「ラジャ」へ行く。新さんお馴染の店であり、お
れも何度か来ている。新さん夫婦は朝食を抜いてきているので、タン
ドリー・ミックス・グリルやチキン・カレーを食べ、光子も少し食べ
るが、おれはまったく食べられず、すべてテイクアウト。今夜の夕食
が楽しみである。
 新さんたちはわが家の前まで送ってくれる。次の旅行を約束して別
れる。あちこちでしてきた買い物の整理が大変だ。ともあれ、旅は終
った。
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