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偽文士日碌

三月十九日(日):1031-1032

 日下三蔵とのコレクション・イベントのトークが採録されていたも
のを日下君自身がリライト、それが連載で「SFマガジン」に掲載さ
れる。タイトルは「日本SFの幼年期を語ろう」で、第一回目は六月
号に載る。溝口力丸からゲラが送られてきたのでざっと校正。抜けが
ないかを見て、まだまだ書き加えなければならぬ筈。
 午後二時、星海社の太田克史、「ビアンカ・オーバーステップ」を
担当した石川詩悠、そしてご本人の筒城灯士郎が挨拶に来た。筒城君
はなんと会計士の試験に合格していながら作家になろうとして、二年
がかりで「オーバーステップ」を書いたという。なんで会計士になら
なかったのだと大田君に叱られたそうだ。まだ二十七歳。第二作をど
うするかなど、色いろと話す。一時間ほどで皆さんお帰り。
 午後四時、久しぶりに伸輔一家がやってきた。光子と共に四人で伊
勢丹へ行き、おれはテレビで相撲を見ながら留守番。何やかやと買い
物をしてきて、恒至は例によってケーブルテレビで映画。おれは須田
美音から貰った焼酎、伸輔はビール、光子、智子はやはり美音ちゃん
から貰った、女性が女性の感性で作ったワイン。十一時に恒至が寝た
あと、大人たちだけで話す。伸輔がワインに切り替えたのでさらに一
本開ける。二時過ぎまで話し込み、おれは焼酎を飲み続け、したたか
に酔う。二日酔いは間違いのないところであろう。
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