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偽文士日碌

三月三日(日):1187-1188

料理は八寸が芹の胡麻和え、畳鰯の火取、飯蛸の甘煮、木の芽締鯖の
鳴戸巻き、海苔と山菜の花の佃煮、造りが虎魚の薄造り、鯛、シビマ
グロ、鱒、烏賊、ハマチ、岩茸、煮物が新筍、独活、煮鮑、蕗、麩、
木の芽、蒸し物が蕪、銀杏、大根、百合根、人参、白身魚、車海老、
芹、山葵、油物が白魚、筏、蓮根、蕗の薹、行者にんにく、酢の物が
松葉蟹、法蓮草と生姜の合わせ酢、香の物が柴漬、千本浸、水菜浸、
ご飯がもずく雑炊、いくら、叩き木の芽、このあと水物が出たが、い
くら何でももー食べられません。いやはや怪しからぬ馳走であった。
堪能した。食後に店の前で板長の山下茂さんや仲居さんと記念撮影。
 ここで裕と別れ、篤のアウディに五人が乗って喜美子さんを寺町の
もと歯科医院だった自宅へ送り届けたあと、おれたち夫婦はまた高野
のビルの、マンションの部屋に戻る。就寝十二時。
 明日はタクシーで京都駅へ行き、新幹線で神戸に戻る予定である。
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