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偽文士日碌

十二月十六日(月):719-720

 昨日は岸川真による「宝島」のインタヴューをメールで調整してや
っと終了。この雑誌のインタヴューは八十年代以来とのこと。内容は
「ペニスに命中」についてが大半で、二月号に掲載される。発売は今
月の二十五日だから、「新潮」一月号はまだ書店にある筈だ。
 光子は体調を取り戻した。昨夜はワインを病後初めて、少しだけだ
が、おいしく飲めたと言っていたから、もう大丈夫だろう。
 猪瀬直樹がえらいことになっとる。都知事なんか早くやめて、また
作家に戻ればいいのに。「もはや作家にも戻れまい」と言ってるやつ
がいたが、何を言うておるか。作家ならばどんな悪いことをしても不
名誉ではないのだ。麻薬常習者もいればジャン・ジュネみたいな泥棒
もいれば殺人者だっている。もちろん刑には服すべきだが。
 ビーバップの構成をやっている増山実が初の小説を角川春樹事務所
から上梓した。貰った本を読み終わり、感動する。「すごいものを書
きましたね」とメールで褒める。タイトルは「勇者たちへの伝言・い
つの日か来た道」。
 朝食兼用の昼食を抜き、三時、歩いて山崎医院まで検査に行く。途
中郵便局へ立寄り、年金のための現状届を受理してもらう。病院では
検査をする。昨夜から何も食べていないと言ったら驚いていた。尿検
査で飢餓状態にある人の尿が出たのだ。あと心電図、レントゲン、
血液などの検査。薬を貰い、片道二十分ほどの道をまた歩いて帰宅。
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