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偽文士日碌

三月十三日(金):155-156

 十一日は朝日放送「ビーバップ」出演。十二日上京。十三日は「ゼ
ロアカ道場」。十四日にはイギリスでおれの本を出版してくれている
アレッサンドロ・ガレンツィさんを、日本著作権輸出センターの吉田
ゆりかが連れてくる。十五日はテレビ東京「100人の日本人」に出
演。七十四歳には苛酷なスケジュールだが、この歳で仕事があるのは
ありがたい話であり、乞われれば出かけ、会い、話すしかない。
 五時、太田克史が迎えに来て、ハイヤーでお台場の「TOKYO
CULTURE CULTURE」へ。控室で村上隆氏と初対面の挨
拶。六時半開始。一人七分のプレゼンテーションが八人。この中から
三人が選ばれる。最初の廣田周作が凄い早口で、第三回関門の課題で
ある「自著の要約」とはまったく違うことを喋り出すので驚く。次い
で三ツ野陽介、峰尾俊彦は、時間制限があるので無理もないが、早口
の上に活舌が悪く、何を言っているのかわからない。これも「自著の
要約」とはまったく違うことを言う。この辺で冷汗が出てすっかり困
惑するが、次の村上裕一が落ちついて喋るので、やっと安心する。あ
と、女性三人と最後の坂上秋成も落ちついていてわかりやすかった。
 休憩のあと、ニコニコ動画の生中継が始まり、口頭試問が始まる。
峰尾君は、話している時に皆がスクリーンの動画にダブって写し出さ
れるコメントを見て笑うので苛立ち、さらにここへ前回落選したお騒
がせ男の藤田直哉が乱入したので尚さら苛立って、もう何を言ってい
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