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偽文士日碌

五月十九日(火):177-178

 朝日新聞の大上朝美が若い美人のカメラマンをつれて来宅。連載用
の写真撮影である。昨日は予定通り決行かという確認のメールがあっ
たが、まだ新型インフルエンザは垂水区では出ていないから、決行し
ましょうということになり、大上さんは新幹線車内でマスクをし、携
帯用アルコール消毒薬を用意してやってきた。カメラマン嬢は大阪支
社から派遣されたフリーの人である。
 二階の応接室や座敷やヴェランダ、一階の廊下や庭や玄関など、和
服姿で撮影。服に着替え、タクシーで一昨日結婚式のあったセトレへ
行き、明石海峡大橋を背景にして海岸で撮影。あいかわらず国道は空
いていたが、マスクをしている人はあまり見かけない。岸壁には釣り
人が数人、砂浜には家族連れやアベックが何組か来ていた。帰途、マ
リンピアに立ち寄ると、ここには普段通り、若い連中がたくさん来て
いる。ここでは中央の広場で撮影。次いで漁港に寄り、漁船をバック
にして撮影。
 いったん家に戻り、六時よりテアトロ・クチーナへ光子も一緒に出
かける。撮影のあと、四人がそれぞれ好きなものを注文する。とても
短い旬だという北海道産露地もののホワイトアスパラが本日のお薦め
であり、メインの料理には必ずついている。おれは仔羊のグリルを食
べる。
 食事を終え、帰宅八時半。客二人はタクシーで大阪へ戻る。
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