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偽文士日碌

九月十七日(木)

 昨日はビーバップの収録。今朝、メールを見ると、昨日矢野優が何
度も電話をかけてきたが留守だったとのこと。なんと「新潮」が増刷
されたらしい。増刷は、確認できる記録としては二千六年十月号の吉
村昭の遺作「死顔」と、二千十二年に新発見された安部公房「天使」
に続いて、三度目ということである。新潮社ではマスコミ各社にプレ
スリリースをファックスしたらしい。ちょっとした騒ぎになれば面白
い。まことに愉快なことである。矢野君によれば朝日から取材の電話
があったとやら。他に地方新聞各紙からも取材があったとやらで、ツ
イッターでは早くも報告されている。
 筒井康隆コレクションの第三巻が発売される記念イベントが行われ
ることになり、詳細が決定した。日下三蔵との二回目の対談である。
十月十七日の土曜日の十八時半に開場、十九時半からの開演。会場は
また前回と同じ新宿文化センターである。池田真依子からは署名落款
のための見返しの紙を受け取っていながらまだやっていない。もうす
ぐではないかと気づき、大変だと思い、あわててとりかかる。風太郎
賞の候補作も読まねばならない。なんという忙しさだ。
 安保関連法案、いよいよ大詰めを迎える。昨夜も徹夜したらしい。
今夜もやるのだろう。いつ眠っているのか。議事堂前でもえらい騒ぎ
になっている。子供連れもいる。若い連中がみんな頑張っているなあ
と思う。
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