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偽文士日碌

十二月一日(火):919-920

 昨日は楠瀬啓之が新潮社の取締役で「新潮45」の編集長三重博一
とカメラマンを伴って来宅。「日本以外全部沈没」を中心に、「東海
道戦争」から「モナドの領域」までの軌跡をインタヴューされる。三
重さんはSF少年だったとのこと。道理でやたらに詳しい。これは十
二月十八日発売の新年号の特集に載るそうだが、総タイトルは未定と
のこと。
 今日は「週刊現代」の伊藤達也とライターの瀧井朝世がカメラマン
を伴って来宅。「聖痕」の時と同じ見開きページに載る「モナドの領
域」のインタヴューである。この週刊誌は同じ本をインタヴューとレ
ビューの両方で取りあげることはしないそうなので、「書評はどんな
ものでもプラスになるが、インタヴューは作者にとって何のメリット
もない」と言っておく。「ただし、いい質問の場合はその限りではな
い」とも。「これが最後の長篇というのは本当か」という質問には、
貴社から野間賞を戴いた場合はお返ししなければならないから、その
時は「群像」に何か書くかもしれないと脅迫的に言っておく。最後の
Q&A十か条では、いちばん気になるニュースをBSニュース(上代
真希アナが出ているから)、いちばん逢いたい人を高清子、よく見る
テレビ番組はなでしこジャパンの試合(熊谷紗希を見るため)などと
すべて女性がらみで答える。これはまともに答えると「聖痕」の時と
同じになってしまうからである。年末発売号(名称未定)に掲載。
ページ番号: 919 920

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